テーマ:村上春樹

村上春樹氏とノーベル文学賞について

今朝のニュースで村上春樹氏がノーベル文学賞を逃したことを知った。当の春樹氏自身がどう感じているかは知る由もないが、少なくともファンにとって賞の受賞云々は、どちらかと云えば「どうでもいいこと」であって、そのことについて一喜一憂してはいないのではないだろうか。 かえって、大江健三郎氏が受賞したときのように、ミーハー的な俄かファンがそこ…
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「やがて哀しき外国語/村上春樹」を読んで(その2)

その1からのつづきです。 春樹氏は元々一人称で小説を書く方なので、 エッセイ集であるこの本も小説とほとんど雰囲気が変わらず、 と云うよりも小説以上に氏自身の人間的な温かさが出ていたように感じた。 あまりに文章に違和感がないから、小説なのかノンフィクションのエッセイなのか分からなくなってしまう瞬間が何度かあった程だ。 一人称…
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「やがて哀しき外国語/村上春樹」を読んで(その1)

この本は、旅行記と云うか長編エッセイ集と云うか 春樹氏の主観による心境や感想、 小説には書けない自身のバックボーンなどをまとめたものであった。 流石に氏は小説家であるから 書かれてあることは100%ノンフィクションと云う訳ではなく 書きにくいことは多少脚色したり 重要な事実をあえて書かなかったりしているところはあるであろ…
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「村上朝日堂/村上春樹」を読んで

村上春樹氏の著述の中で、小説以外のものを読むのは今回初めてだった。 春樹氏が、普段どんな感性で物事を見たり聞いたり感じたりしているか 小説とはまた違った角度で触れることができ、 肩の力を抜いてとてもリラックスして楽しむことが出来たと思う。 「どんな風に書くかというのは、どんな風に生きるかと大体同じだ」 というのは、大変僕も…
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「国境の南、太陽の西/村上春樹」を読んで

僕が村上春樹氏の作品で、 いままで一番衝撃を受けたのは「ノルウェイの森」でしたが、 「国境の南、太陽の西」はまた違った意味でかなりの衝撃だった。 「国境の南、太陽の西」の衝撃を例えて云うなら、 海面は微かに震える程度でも、 海底の奥底で大きくグラグラと揺れ動く感じ、 とでも表現すればよいのだろうか。 「ノルウェイの…
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「1973年のピンボール/村上春樹」を読んで

村上春樹の作品を読み始めて10作品目になります。 「1973年のピンボール」は非常に初期の作品ですが、 デビュー作の「風の歌を聴け」こそ硬さが多少あるものの、 文体をはじめ、間の取り方や全体の雰囲気も今とほとんど変わりません。 村上春樹は、ほとんど完成形で世に出てきたということでしょうか。 ただ少し今と違うところは、「…
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「風の歌を聴け/村上春樹」を読んで

この作品は村上春樹のデビュー作です。 よく「デビュー作にはその作家の全ての要素が含まれている」と云われますが、 正に「風の歌を聴け」には、その後の作品につながる技法や 題材が散りばめられていた。 村上春樹作品にハマり込んで約1年、9作目にデビュー作を読んだわけですが、 いろんな作品を読んでから、この作品に行き着いてよか…
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「神の子どもたちはみな踊る/村上春樹」を読んで

オムニバスの映画を見ているような作品でした。 短編集だからという理由だけではないような気がします。 一つひとつの作品に「気」がこめられていると云うか、 魂を込めて書かれた「言霊」があるように感じます。 それ位村上さんのパワーを感じ、読み進めるごとに 映像が鮮やかに浮かんでくる作品でした。 中学生には流石にちょっと…
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「海辺のカフカ/村上春樹」を読んで

「海辺のカフカ」を読みました。確か平成14年に発刊され、当時かなり話題になった作品です。 村上作品は基本的に好きなので左程ストレスは感じませんでしたが、これまで僕が読んだ中では作品に引き込まれるパワーが少し弱いかな、と今回は感じました。 「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」のように、二つの話が同時進行で物語が連なっ…
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「ダンス・ダンス・ダンス/村上春樹」を読んで

続編の前作にあたる「羊をめぐる冒険」が、すごく明るいタッチの小説であり、中盤くらいまではそのリズムと明るさが引き継がれていましたが、その分作品後半部の「重さ」はコントラストとなって映えていたと思います。 「ノルウェイの森」は、ほとんどノンフィクションじゃないかと勝手に思っているのですが、「ダンス・ダンス・ダンス」もかなりの部分実話じゃ…
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「羊をめぐる冒険/村上春樹」を読んで

またまた引き続き村上春樹にはまっています。もう完全にハルキストかも知れません。 この小説も単行本で2巻あり長編の部類になると思いますが、短編も上手い村上春樹らしく小気味よいリズムで展開していくのが、心地よく感じられました。 読んでいるうちは少しも違和感を感じないのですが、読み終えて冷静に振り返ってみると登場人物やロケーション…
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「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド/村上春樹」を読んで

一見何の関連も無いような二つの話を、幾つかのキーワードでつなげ、小さなタームごとに交互に展開していく手法は、僕自身初めての経験であったためはじめは奇異な感じがありましたが、話が進むにつれ絶妙なコントラストとリズムの違いが結構心地よく、シナジー効果を上手く醸していたと思います。 それぞれを単独の小説としてみた場合もかなり完成度が高く…
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「ねじまき鳥クロニクル/村上春樹」を読んで

「ねじまき鳥クロニクル」を読みました。 村上春樹の作品を読むのは、短編を含めてもまだ3作目です。 3巻にも及ぶ長編にもかかわらず、面白く読ませてもらったのですが、エンディングへのもっていき方は正直言って残念でした。 主人公岡田亨が、追い詰められれば追い詰められるほど一種の超能力を発揮するところまでは良いのですが、最終的には願っ…
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「螢・納屋を焼く・その他の短編/村上春樹」を読んで

「ノルウェイの森」に続き、村上春樹氏の小説ですが、これは短編集です。 何の下調べもせず、「フラッと」本屋(古本屋)に行って購入してきたのですが、「螢」は「ノルウェイの森」のベースになった短編でした。 「ノルウェイの森」を読んでいる時に感じた「息苦しさ」が甦ってきて、5編ある短編の中でも他とは一種異なった印象がありました。 …
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「ノルウェイの森/村上春樹」を読んで

「ノルウェイの森」は、初版の発刊から15年以上過ぎ、現役では最も著名な作家の一人と云うべき村上春樹さんの代表作ですが、実は村上さんの作品を読むのはこれが初めてでした。 しかもこの本を見つけたのも書店ではなく、古本屋でたまたま見かけて「衝動買い」したものでした。 上巻を読んでいる途中、家族旅行をしたため1週間くらい読むのにかか…
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