『回転木馬のデッド・ヒート/村上春樹』を読んで

毎日僕らは、
些細なことに一喜一憂し、
時には天にも昇るほど高揚し、
時には自殺を考えるほど失望する。
しかし、それらは
所詮回転木馬の中のことで
一歩離れた所から見れば
喜も憂も大差ないことに気付く。

回転木馬の中の日常性と
外から眺めている非日常性との
接点と境界をリアリティを持って表現することが
村上文学の魅力の一つではないだろうか。

更に言えば、
普段は回転木馬の中が、
僕ら=読み手にとっての「こちら側」なのだが、
物語の中では、
語り部が回転木馬の中=「向こう側」にいて
読み手が回転木馬の外=「こちら側」に位置していて
日常・非日常の「こちら側」「向こう側」を入れ替えていることが
いかにも村上さんらしい。




回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)
講談社
村上 春樹

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リアリティ溢れる話村 ...
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