「おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳/村山由佳」を読んで

村山さんの作品をリアルタイムで読むのは21作品目にしてはじめてだけれど、
最初に行った本屋が売り切れていて本屋を梯子する羽目になってしまった。
「この辺の本屋全てで売り切れていたらどうしよう」とかなりやきもきしたが、
――歩き回っている間、それはそれで結構楽しくてワクワクしたのだけれど――何とか発売日に手に入れることが出来た。

結構苦労して手に入れたのだから、家に帰ってからじっくり読もうと思っていたのだけれど、
結局家に帰るまで待ちきれずに、帰宅途中の電車の中で読み始めて日付の替わった午前2時過ぎに読後の感想を書いている。

「おいコー」シリーズも「キスまでの距離」からかれこれ11作目になり登場人物たちもそれぞれ成長したと思うけれど、
自分のブログだから偉そうなことをはばからず言わせてもらうと、
誰よりも成長したのは紛れもなく作者である村山さん自信だと思う。

どこがどうとは上手く言えないのだけれど、
落ち着いた感じと言うか、どっしりと腰を据えて構えた感じと言うか
初期の作品に見られた「フワフワと浮ついた感じ」がいい意味で全くなくなった。

読者との信頼感に裏打ちされた自信とでも言うのかな、
流行作家から大作家へと、一段も二段もステップアップした印象があった。


作品の後半で、勝利とかれんが部屋にいるシーンで不意に「天使の梯子」で夏姫が慎一に話したアルマジロの夫婦の逸話を思い出した。
二人とも少し成長して、互いにとっての適切な間隔のとりかたが分かってきたような描き方がされていた。
二人の恋も少しだけステップアップしたのかもしれないね。

村山さんの作品に登場する人物たちは、みんなどこかしら欠けているところがあって、主人公と言えども決して完璧に近い人物には描いていないところがとてもいいといつも思う。
嫉妬深いところが共通しているところなんか特にネ。

今回久々に星野りつ子が登場したような気がするけど、
はやく彼女を幸せにしてあげられる人を見つけてあげて欲しい。
個人的には、かれんよりも星野りつ子の方が好きなんだけど
――良くも悪くも女々しいところが特に――作品の流れを素直に読むと
それってやっぱりネアンデルタール原田!?



おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳

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  • 「蜂蜜色の瞳」村山由佳

    Excerpt: おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳 著者:村 Weblog: ブックカフェ「オールイングランド・クラブ」 racked: 2007-05-26 11:03
  • おいしいコーヒーのいれ方SecondSeasonI蜂蜜色の瞳

    Excerpt: WEBノベルはほとんどフォローしてませんでしたがおいしいところは取っておいて今日、電車で一気に読み終わりました。ぼちぼち進む連載よりも勢いで飲み干す方が美味いのです。前半はP38まで10巻までのあらす.. Weblog: E' racked: 2007-07-13 10:49
  • ・「おいしいコーヒーのいれ方 Second Season Ⅰ 蜂蜜色の瞳」村山由佳

    Excerpt: このシリーズを50過ぎのおじさんが図書館で借りるのはかなり勇気がいる。 「リクエストが着いたみたいです」とカウンターに図書カードを差し出す。カウンターの職員はカードを読み込ませパソコンの反応を待つ。「.. Weblog: 肩の力を抜いて racked: 2008-09-23 10:40